人間の我慢の限界は3秒

人間は3秒くらいが(行動の応答を)待てる時間の限界。



典拠: 鶴保 征城、駒谷 昇一 『ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業(2) 』 翔泳社、2006

3秒以上かかると機械が故障していると思い他のボタンを押す、らしい。

つまり、レスポンスタイムが3秒以上かかるような処理にはユーザーに状況を通知する何らかの対応が必要があるということだ。進捗DLGを出すかやマウスをタイマーマウス表示にするか否かの判断の1つの目安として覚えておきたい(いずれになるかの判断はまた別の要素が絡んでくるのだろう)。これには処理終了前に次の操作をされると問題になるので、それを阻止するという役割もある。

だが、そもそも、3秒経っても何のレスポンスもないような作り方をしないことがまず優先して考えられるべき事項である。重たいデータのやりとりや、複雑な内容の解析ならともかく、通常のUI操作でレスポンスが3秒以上も返ってこないような設計や実装はまずもって間違っていると言わざるを得ない。

3秒ルール。これから意識してみよう。