インプット体質からアウトプット体質へ

最近さらにドラスティックに書の処分を進めている。
最終的には300未満に抑えていきたいと思う。
以前今の半分以下の面積の部屋で500を目標にしていたから、これはかなり厳しめの数字である。


今のところ順調に処分は進んでいる。
最も書をため込んでいたときには、20以上あった書棚が、今は半分以下の7。
あと2つくらいは処分できるようにしたい。


昨年から、
「ストックからフローへ」
というエントリで、これから書籍に関しては「フロー志向」にすることを明言したが、
今回は「アウトプット体質」へ、を目指している。


目的は文字通り、「アウトプット」から考える、である。
自分が「アウトプット」しようとしているもののために必要な最低限のものを残し、残りはウェブ上に必要最低限の収穫を反映(書評・読書ノート)した時点で処分する。
また、そもそも目下「アウトプット」(資格試験なども含む)に絡みそうがない単に興味関心(これが広すぎて困っていた)で蒐集していた書籍の類は、一旦手放す。
特にこの点が大きく変えようとしているポイントである。
以前は使う可能性があるものは「基本的に残す」方向で選定していたが、
これからは逆に直近で使う可能性のないものは「基本的に処分する」方向で選定する。
業務関連の技術書に関しても例外は設けない。


さすがにこの年齢まで来ると、自分がアウトプット出来そうな範囲というものが見えてくる(時間は無限ではない)。
何らかのきっかけでより多種多様で多量のアウトプットが求められる状況になれば、また大量の資料が必要になる可能性はあるが、それはその時に考えれば良いことである。


よく言われていることだが、限られた人生の中では「何をするか」ではなく、「何をしないか」の見極めが大事である。
うずたかく積まれた書籍はそれ自体が可能性の山であるが、同時に自分がやるべきことを餞別することの妨げでもある。


自分が何を成したいか。
それを成すために必要なものは何か。
そう問いかけることで、残すべきものは自ずから見えてくる。