セフィ・・・

<画像なし>
書名:日経コンピュータ 8/18号 [雑誌]


■評価:可
  情報:○ 新規性:△ 構成:△ 日本語:○ 実用性:△
  難易度:普 費用対効果:○ タイトルと内容の一致:○ 注目記事:あり
  お勧め出来る人・用途 :大手IT企業の最近の動向について知りたい人・大手IT企業の最近の取り組みについて知る
  お勧めできない人・用途:IT業界のこれからについて考えたい人・大手IT企業に対する顧客の評価について知る


■所感
 注目記事はやはり特集の「クラウドが迫るITバリュー革命」である。
 確かに、この記事の中で指摘されている、「クラウド化により1. 製品コストに対する評価はよりシビアになり 2. システムを自ら導入構築する機会・動機は減少する」という分析は正しいものであると感じた。
 しかし、その根拠として示されている数字の指標は、定性的で、あまり参考にはならないと感じた。
 勿論、統計的手法を用い、また前回との比較という形で提示されているので、まったく意味のない数字であるとは言えない。
 だが、結局のところこれは「アンケート調査」であるから、どうしても定性的な性質は残る。
 まあ、分析は正しいと思われるので、文章だけでも読む価値はある。
 

 ipadに関しては、TVなどで紹介されていたものと対して変わらない内容で特に目新しさはなし。


 「本物のアーキテクトを目指せ」は正論を述べていて大変参考になったが、具体論に欠けていると感じた。
 ただ、ここで紹介されていた書籍には興味をもった。
 特に『百年アーキテクチャ』は読んでみようと思った。 

百年アーキテクチャ 接続可能な情報システムの条件

百年アーキテクチャ 接続可能な情報システムの条件


 あとは、『ザ・ゴール』の内容を取り入れたプロジェクトマネジメントについての記事が興味深かった程度。


 可もなく不可もなく、というところで、流し読みする分には費用対コストはぎりぎりでクリアだろう。