なぜ人は結婚するのか

人はなぜ結婚をするのか。
それは、人が自分のことを、真に理解して欲しい、受け止めて欲しい、大事にして欲しい、理解したい、受け止めたい、大事にしたいと思うからである。
「結婚とは何か」で述べたように、人は生きていく間に様々なことを抱えていく。
その全てを踏まえ、理解し、受け止め、しっかりとした関係を築き上げることは、限られた時間での表層的なお付き合いの仕方ではとうてい不可能である。
だから、人は結婚をする。


裏返せば、表層的な理解で満足出来る人、自分を誰にもさらけ出したいとは思っていない人、自分のことを大事にしてもらいたいと思っていない人は特に結婚をしたいとは思わない。
また、そういう人が何かの機会に結婚をしてしまうと、あまりよい結末にはいたらない。
勿論世の中には器用な人間がいて、上手くやっている人もいる。
また、打算で生きられる人間がいて、それなりに計算をして結婚をする人もいる。
ただ、あくまで相手は人である。
こちらの思い通りに利用しようと思って行動をすると、いつか足下を掬われるだろう。