お名前なんてーの
売れる!伝わる!ネーミング―「五感に訴える名前」の作り方 (PHPビジネス新書)
- 作者: 藤村正宏
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/02
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
著者:藤村正宏
■nullus評
評価:良
情報:○ 新規性:○ 構成:△ 日本語:○ 実用性:△
難易度:易 費用対効果:◎ タイトルと内容の一致:△
お勧め出来る人・用途 :ネーミングが今ひとつ上手くいかずに困っている人・ネーミングが上手くいかない理由を考える
お勧めできない人・用途:ネーミングで何らかの目的を達成しようとしている人・効果的なネーミングの手法を学ぶ
■所感
「ハウツー」本の類ではあるが、「こうすれば良い」という指南の書ではなく、「これは避けるべきだ」という「NG集」の色合いが強い。
それはそれで使い道はあるので、あとは役に立つ「NG集」なのかそれとも役に立たないものなのか、という評価となるが、本書は後者。
勿論、積極的な「提案」もなされているのだが、どちらかというとその部分は「原理・原則」に則ったシンプルな内容で、それを守らないことのデメリットの方が大きい。
そういう意味では教科書的な位置づけで本書を読むのも良い。
避けられる失敗はあらかじめ避けておきたい。
人生は短い。
しかし、タイトルから期待する内容としてはどうしても不満が残ってしまうので、あまり高い評価は与えられなかった(可と良の間で悩んで良にした)。
ただし、かけるコスト(時間・費用)の割には得られるものが大きい。
この類の書籍であればさらっと1時間くらいで読めてしまう人は一読して損はしない。
だが他に読むべき本が山積みの人が優先して読む本ではないことは確か。
「どうも上手くいかない」という人は本書を読んで、自分のネーミングに対してネガティブチェックを1度試みてみると良いだろう。
■読了日
2011/05/13
何年ぶりかのトンカツ
学生時代以来久しぶりのトンカツ作り。
レシピを探していたが見つからなかったので、記憶を頼りに適当に作ってみた。
コツは表面を焼いたら後は蓋をして余熱で火を通すこと。
結構美味しいですよ。
サクサクしてまっせ。
問題は消化・・・・・・。
パスワードクラッキング
パスワードを不正に取得するパスワードクラッキングには、以下の種類がある。
- ブルートフォース攻撃:力ずくによる総当たりでパスワードを解析する攻撃手法。
→対策:パスワードを長く複雑なものにしておく、
一定回数の(認証)失敗者のログインを禁止する(ロックアウト)
- 辞書攻撃:辞書に存在する単語を用いてパスワードを解析する攻撃手法。
→対策:パスワードに意味のある単語を使わない
- スニッフィング:通信データを盗聴してパスワードを取得する攻撃手法。
→対策:パスワードの暗号化を行う
- リプレイ攻撃:盗聴したデータを攻撃者がそのまま認証側に送信して不正な認証を行う攻撃手法。暗号化された情報もそのまま送信するのでパスワードの暗号化では対処できない。
→対策:ワンタイムパスワードを採用する
PIN
Personal Identification Numberの略。
認証において、利用者ごとに与えられる識別番号のこと。
Dos攻撃
Denial of Service attackの略。
膨大な数の電子メールを送りつけたり、大量のサービスの要求をおこなったりすることで、
サーバーのサービスを停止させようとする。
不正なプログラムの種類
主な不正なプログラムの種類は以下の通り。
- ワーム:単独で動作する悪意あるコード
- ボット:自動化された処理を行うプログラムの総称
- トロイの木馬:正規のプログラムにみせかけられている不正なプログラム
- スパイウェア:ユーザー情報の収集を目的としたプログラム
- エクスプロイト:本来はアプリケーションの脆弱性を検査するためのプログラム
- 不正な入力:データ入力欄に入力された不正なプログラム(ex. クロスサイトスクリプティング、SQLインジェクション、OSコマンドインジェクション)
- バックドア:システムの侵入に成功した攻撃者が、再度侵入しやすくするためにしかけるプログラム
- ルートキット(rootkit):侵入者が侵入後に使うソフトウェア
どっちかにして下さい
- 作者: 秋本芳伸,岡田泰子
- 出版社/メーカー: ディーアート
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
著者:秋本芳伸, 岡田泰子
■評価:優
情報:○ 新規性:△ 構成:◎ 日本語:○ 実用性:◎
難易度:易 費用対効果:○ タイトルと内容の一致:◎
お勧め出来る人・用途 :初めて顧客の「要求」をヒアリングしてまとめるSE・ヒアリングのポイントやドキュメントのポイントを整理する
お勧めできない人・用途:既に何度か「要求仕様書」を作成し、特に問題なく業務をこなしているSE・更なる飛躍のためによりよいメソッドを模索する
■所感
「教科書」的な書籍。
従って、新しい話は書かれていない。
しかし、よくまとまっていると思う。
話の流れから多少は重複する内容が示されているが、特に気になるほどではない。
また、教科書にありがちな、「項目の列挙」が延々と続く(PMBOKの解説本などに多い気がする)、といった欠点が見当たらない。
図が適切に使われているのも高評価。
文字通り、新人SEが要求仕様のまとめ方の原理原則を学習するためには最良の書であると言えよう。
親切にも「要求仕様書」への落とし方まで記載されているので、自分なりのフォーマットが出来上がるまでは、リファレンス本としても役に立つ。
飛び抜けて素晴らしい要素はないが、「目的合致」「簡素簡潔」「必要事項網羅」「費用対効果適正」という観点から、「教科書」は教科書でも優れた「教科書」であると言える。
この手の業務に初めて携わる人、なかなか上手くいかないので基本的な事項からおさらいしたい人にお勧め。
目的を間違えなければ最良の書であることは間違いないだろう。
■読了日
2011/05/09