何故私は会社帰りに走るのか

最近になって始めたことであるが、会社から帰る際に軽いランニングをしている。

毎日、という訳ではなく、週に多くても2回程度であり、速度もかなりスローである。

実行したのはまだほんの数回に過ぎないが、これから可能な限り続けるつもりである(週2くらいのペースで)。


これが、単に「私は何故走るのか」であればわざわざブログに書くまでもないことであろう。

しかし、ここで問題となっているのは私は何故「会社帰りに」走るのかである。


結論から言うと、それがもっとも効率的であると判断したからだ。

ランニング(今のペースだとジョギングにもならないだろうけれども)の目的は、別段他人と変わったものではなく、体力向上である。

現状では長年(7〜8年か)の無精生活により、かなり体力低下しているので、始める距離としては3〜4kmぐらいが適切(それすら胃腸の調子によっては完走できないという情けない状況にあるのだが)だろうと考えた。

そしてなんとも好都合なことに、会社から自宅までの距離は約3kmなのである。


会社帰りに走ることにはもう一つメリットがある。

それは、走るための時間を別途用意しなくても済むということである。

別に走って帰らなくても帰社に要する時間というものは無くなることはない。

バスに乗れば最も早く着き、しかも本も読めるのだが、それでも10分近くかかる。

これが10〜20分伸びたところで、たいした違いは生じない。

目的合理性の塊である私にとって、時間の節約というものは至上命題である。

ランニングも出来て音楽も聴けて終わったら自宅に着いている(だいたいはへとへとに疲れて)という状態は一挙両得のかなりリーズナブルなものと映ったわけである。


勿論、問題が無いわけではない。

一つは、夕食の時間が調整しづらいということである。

これはまあ、もともと胃腸の状態がよくない私にとっては走る走らないに拘わらず生じる問題であるからまだ看過できる。

もう一つの問題は、会社帰りという状況からして、走っている時の格好(服装はまあ普通であるが荷物が・・・)がかなり奇異に映っている可能性があるということである。

もともと黒しか着ないからその時点で常に奇異ではあるのだが、奇異な人が普通に振る舞っている(とぼとぼ歩いている)ならまだしも、奇異な人が奇異な振る舞いをしている(ものすごい遅いスピードで息を切らしながらどうやら走っているつもりらしい)ということはもしかすると通報されるレベルの行為なのではないか・・・といくら変人の私でも考えるわけである。

さすがに夜(少し妙な格好で)走ったぐらいで解雇されたりはしないだろうが・・・。